自閉症児とのドイツ暮らし

ドイツでワンオペ生活、自閉症児との暮らしを綴っています

謎は謎のまま

 

話はまた過去に戻ります。

このままどうなるのだろう..と不安な日々を送っていたある日、学校からメールが届きました。長男が朝食を完食したという内容でした。あまりに突然で驚いたのと同時に、あぁ食べてくれた..良かったと心から安堵した瞬間でした。未だに何がきっかけで、どういう心の変化があったのか、話が出来ない長男から聞く術はなく疑問は残りますが、それでも食べてくれたならそれで良いではないかと思っています。
その日は何と昼食も完食したと連絡があり、本当にいきなりどうしちゃったの?と不思議で仕方がなかったです。嬉しい事ではあるけれどあまりにも突然な出来事でした。
意志疎通が難しいので、幾度となくそういう場面は訪れます。残念な事に答えが出ることは決してないので、何となくもやもやする事が多い現実。最後はきっとこういう事だったのだろうと自分で勝手にこじ付けて納得するようにしています。でもポジティブな出来事ならそれでいいのです。
それからというもの、現在に至るまで毎日学校で食事をとっています。本当に彼の中で一体何が起きたのだろう?永遠に迷宮入りです。