自閉症児とのドイツ暮らし

ドイツでワンオペ生活、自閉症児との暮らしを綴っています

きっとずっと解決しない問題

長男を連れて出掛ける時は、未だにバギーが必要になります。気になる物を見つけると前を向かずそっぽを向きながら歩くので、ちょっと目を離せばすぐに何かに激突します。 また、車や電車等の危険も全く理解しておらず、自分の好きな方向へどんどん進んで行っ…

食事事情

長男は毎日決まった物しか食べません。学校にも食べれるものを持参しています。1〜2歳位のまだ小さい頃は、作る物をだいたい拒まず食べてくれていたのですが、成長するにつれ食べれる物がどんどん減っていき、今ではたった数種類の食べ物しか受け付けなくな…

急な変化が苦手

長男の毎日はルーティン化しており、その通りに進まないと混乱が生じる場合があります。ただ毎回必ずそういうわけではなく、それもまた彼の中に規則や拘りがきっとあるのでしょう。変化が生じても問題無い場合もあるのです。 例えば風邪で学校を休み家にいる…

謎は謎のまま

話はまた過去に戻ります。 このままどうなるのだろう..と不安な日々を送っていたある日、学校からメールが届きました。長男が朝食を完食したという内容でした。あまりに突然で驚いたのと同時に、あぁ食べてくれた..良かったと心から安堵した瞬間でした。未だ…

どんより暗い冬

2024年始まりましたね 今日はトラムに乗って街まで出掛けて来ました。 生憎の雨模様で、昼間なのにどんよりと薄暗い。ドイツの冬はこんな天候が毎日続きます。 今日はバギーなしで長男と外に出てみましたが、やはり一筋縄ではいきませんでした。長男はとにか…

只今休暇中

私達の住んでいる州は、学校のクリスマス休暇が3週間あります。州によって休暇の期間や時期は多少変わってきます。イースター休暇や、秋季休暇、クリスマス休暇はそこまで長期ではないので大体どこの州も同じ位の時期(多少ずれます)や期間になりますが、夏…

学校生活の始まり

長男は9月から特別支援学校に通っています。 それまでは週に2回の療法と幼稚園の生活でしたが、 学校に行き始めると、両療法は一時休止となりました。 学校で十分な療育を受けられるからです。 学校へ行き始めて最初にぶち当たった壁は食事でした。 長男は、…

落ち込んで、前を向く

自閉症ではないだろうかと薄々感じてはいたものの、実際にはっきりと告げられるとやはりショックは計り知れないものでした。これから先どうなっていくのかという不安がとにかく大きかったです。でも落ち込んでいるばかりではどうにもならないと急に前向きに…

本が大好き

話は一旦現在に戻ります。 ドイツは現在クリスマス休暇の真っ只中🎄お店も26日までどこも大体閉まっており、たくさんの人々が各々家族と過ごす期間なので、とても静かな時間が流れています。 我が家にも無事サンタがやって来てくれたようです🎅 長男は本が本当に…

明らかとなる

ほぼ全ての成長過程において平均より長く時間を要した長男。結果的に歩く事ができたので、もしそれだけのことならのんびり屋さんで終わっていたのですが、1歳を過ぎても2歳を過ぎても全く言葉が出ず、健診時のチェック項目もほぼ全て"いいえ"に当てはまり、…

あれ、おかしいな

寝不足な日々が続いても少しずつ成長していった長男。睡眠問題以外は特に異常もなく、生後半年を迎えます。この頃寝返りもするようになり成長面では全てが順調に進んでいると思っていました。ただ離乳食は全く受け付けず、無理に食べさせるのも良くないと思…

壁はまた訪れる

黄疸症状が消え、これでようやく普通に育児ができる!と思っていたのも束の間、また次の壁にぶち当たります。とにかく寝ない。寝ても細切れ、少しの音で起きるを繰り返していました。初めは新生児だしこんなものか..と思っていたけれど、それにしても寝ない。…

生まれてから

もう7年近く前の話になるので所々うろ覚えですが、少しだけ過去から現在までの話しをしようと思います。 長男は妊娠中から常に小さいと言われ続けていました。当時環境の変化等で精神的に不安定な日々を送っていたからでしょうか。それでも幸い大きな問題は…

ドイツで自閉症児と暮らす日々

はじめまして。 ドイツ在住、3児の母です。そして一人親でもあり、完全なワンオペ生活を送っています。長男6歳は自閉症尚且つ重度知的障害があり、ドイツ障害者手帳80%、介護レベル4(1-5段階、5が最重度)になります。普通の育児、暮らしとは違い、様々な場面…