自閉症児とのドイツ暮らし

ドイツでワンオペ生活、自閉症児との暮らしを綴っています

急な変化が苦手

 

長男の毎日はルーティン化しており、その通りに進まないと混乱が生じる場合があります。ただ毎回必ずそういうわけではなく、それもまた彼の中に規則や拘りがきっとあるのでしょう。変化が生じても問題無い場合もあるのです。

例えば風邪で学校を休み家にいるというような変化の場合は全く問題ありません。最初から学校へ行く準備をしていないので、彼にとっては変化ではあるものの急ではないから大丈夫なのでしょう。ただ一度着替えて準備をし、家を出る予定が急に予定変更となりそのまま家にいる、という状況では軽いパニックが生じます。時にそのパニックは30分程度続きます。状況を説明しても何故かを理解できないからだと思います。

彼は急な変化が苦手なのです。何か伝えたい事があってそれを言葉にして伝えられたら、混乱が起こる事もないのかなと思います。気持ちを理解してあげようと思っても容易いことではありません。何となくそうではないかと想像つくこともあれば、全く理解できないことも多々あります。
幾度となく、言葉が出れば分かることがたくさんあるのに...と切に願いますが、それはこの先もずっと叶うことのない夢の話なのでしょうか。